宮崎税務会計事務所
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2010/7/23
メディカルニュース
◇平成22年病医院・歯科医院診療報酬改定◇
◎診療報酬は、2年に1度改定されます。その改定が今年ありました。
全体での改定率は、0.19%のプラスでした。これは平成12年度の改定以来、久しぶりのプラス改定となります。
それでは、もう少し詳細に区分して、それぞれの改定率はどのようになっているのか、次に記載してみました。
◇全体 +0,19%
◇本体 +1,55%
◎医科 +1,55%(入院 +3,03%)
(外来 +0,31%)
◎歯科 +2,09%
◎調剤 +0,52%
◇薬価等 ▲1,36%
◎薬価 ▲ 1,23% (薬価ベース ▲5,75%)
◎材料価格 ▲0.13%
どうでしょうか。
◆ 医科、歯科、調剤それぞれでも随分と改定率に幅があるのがお分かりでしょう。
◇特に、医科では入院と外来では改定率の差が大きく、外来のみの診療所にあっては、随分と低い改定率となっています。
△このほか、各改定項目を詳細にみていくと、現状のまま何もしないと、プラスの医科であってもマイナスとなってしまう可能性がある、ということもわかります。
たとえば、医科診療所の再診料は71点から69点へと下がっています。
そのため、何もしないと減収です。
しかし、今回新設された「地域医療貢献加算」が再診料に加算できます。
これは3点ありますので、地域医療貢献加算を算定できれば、再診は結果として増収となります。
ただし、「地域医療貢献加算」を算定するためには要件があります。
その要件をクリアして、届出を行えば算定することができますが、要件をクリアできるかどうかは院長先生の考え方によります。
何もしないで減収にするか、あるいは要件をクリアするか、それとも他で点数をとれるようにするのか…。
自院にとって今回の改定による影響はどうなるのか、一度シミュレーションしてみる必要があるでしょう。
シミュレーションするには、診療行為別の点数で比較するとよいでしょう。
レセコンを導入されていれば、診療行為別ですぐに印刷できるはずですから、影響がある点数を拾い出し、改正前後で見比べてみると、自ずと自院の収入がどうなるのか、すぐに分かります。
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